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 動物の生態系と景觀

 潮間帯の生物

潮間帯動植物の生命
金門の后江湾の浦辺・浯江渓口・古寧頭の泥岸環境は、土壌の顆粒が細かく有機質を豊富に含んでいるため、生物にたくさんの豊かな栄養を与えています。そのためここは生物の多様性が極めて豊かな生態環境となっています。この環境の特異性により、潮間帯の生物は湿度・温度・塩分が激しく変化するというこの地の環境に適応するため、特殊な形で発展してきました。また潮汐に規律性があるため、生物の生理構造・生態活動においても規律性が生じ、豊かな潮間帯動植物の生命が育ちました。

潮間帯で生きる生物には主に、魚類・軟体動物・腔腸動物・甲殻動物等の動物がいます。引き潮時の砂浜ではトビハゼ・ゴカイ・シオマネキ・マメコブシガニ・コメツキガニ・スナガニ・カキ・フジツボ・イソアワモチと鳥類等の各種生物を見ることができ、それらは全てこの地で生活し、潮間帯は豊富な生態の魅力にあふれています。

 カブトガニ

馬蹄蟹
カブトガニは砂の浅水海域に棲んでいます。主に金門西部から北西部の海域に分布し、特に浯江渓口の後ろにある豊港から水頭までの間に多く生息しています。雑食性のカブトガニはその外観の形が馬蹄や軍隊のヘルメットに似ているため、「馬蹄蟹」や「ヘルメット魚」とも呼ばれています。加えて、常に雌雄が一緒に水中に現れるため、「オシドリ魚」「夫妻魚」の別称もあります。彼らの生長速度は非常に緩やかで、何回もの脱皮を経てやっと成熟したカブトガニになることができます。体型が大きいのが雌のカブトガニで、小さいのが雄のカブトガニです。毎年11月に浅海から深水部分へ移動して越冬し、翌年の4・5月に再び浅海へ移動して生殖や産卵を行います。

 昆虫類

昆虫は現在、地球上でその種類と数量が最も多い生物グループです。金門でも、森林・花や草むら・湖畔を歩き、よく観察すれば簡単にチョウ・トンボ・カマキリが飛び回っている様子を見ることができるでしょう。金門では近代の大量の造林の結果、昆虫にとって良好な生息環境へとなりました。その中でも甲虫類・半翅類・チョウ類・トンボ類・カマキリ類等は体型が比較的大きいため、最も注目を集める昆虫のグループです。金門は福建省の廈門湾内に位置しているため、昆虫の種類も近くの福建地区からの影響を受け、台湾の昆虫の品種とは少し違いがあります。

キベリアゲハ(オオマダラアゲハ)
後翅と背面の黄色の斑紋が主な特徴で、金門の特殊性のある蝶です。台湾では見ることができず、金門・中国南部・南アジア等の地区に分布しています。毎年5月から9月に比較的多く見られ、幼虫はサンコウジュを食べ、成虫はランタナやハマグルマ等の植物の蜜を主に食べます。中山紀念林・五虎山区・古崗湖等の場所でその姿を見かけることができます。
 
 

 鳥類

種類豊富な鳥類
種類豊富な鳥類は金門で最も特色ある動物生態であり、金門国家公園で最も貴重な資源でもあります。現在、全台湾(澎湖・金門・馬祖を含む)で記録されている鳥類は約550種類ですが、金門地区では300種類を越え、全台湾でもトップクラスです。金門地区は古北区と東洋区が交わるところに位置し、地理的位置も中国の華南地区に近く、したがって金門地区の鳥類とこの両地区の鳥類には大きな関連性があります。
金門地区の鳥類と台湾本島の鳥類は明らかに異なっています。その中にはハリオハチクイやコバシガラス等、現在台湾本島では見られない鳥類もいます。また、ヤツガシラ・カササギ・クビワガラス・ヒメヤマセミ・アオショウビン等の台湾ではなかなか見ることのできない鳥類も、金門では一般的な鳥類であり、この地と近くの中国の東南沿海には密切に関係していることがわかります。

ハリオハチクイ

ハリオハチクイはハチクイ科に属し、その細長く少し下に曲がったくちばしは虫を捕まえるのに最も良い武器です。栗色ののどと鮮やかな青色の羽が主な特徴で、夏に空を飛んでチョウや昆虫を捕まえる姿は元気な精霊のようで、活き活きとした姿は本当にかわいいです。この鳥の英文名は「Blue-tailed Bee Eater」で、「青色の尾を持つミツバチの捕食者」という意味です。主に東南アジア地区・フィリピン・インド・中国大陸東南部と海南島等の地に分布し、金門ではよく見られる夏の渡り鳥です。

 哺乳類

金門の陸地に棲む野生の哺乳類動物であるユーラシアカワウソは、その体型が比較的大きいです。ユーラシアカワウソは水陸両生の夜行性哺乳類動物で、水中で泳ぐことができ、陸地を歩くこともできます。陸地でも水中でもその動作は活き活きとしています。主に夜に行動し、魚・エビ・カニを捕まえて食べています。ユーラシアカワウソは通常、水質がきれく汚染のない、静かで食物の豊富な淡水水域に生息しています。現在全世界のユーラシアカワウソは自然環境の変化や汚染により、次第に絶滅の危機に瀕しています。台湾本島では現在カワウソを見ることができません。カワウソを金門に定住させるために、安全に生存できる生息地を維持することで、カワウソが金門地区で永遠に繁栄していくことができるでしょう。

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