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 植物生態


金門と中国は隣り合っているため、現在の金門の植物体系は中国に近く、台湾本島とは大きな差があります。例えば金門でよく見受けられるサンコウジュ・キンリュウカ・ハクチョウゲ・ブレイニアフルティコサ・福建サルスベリ・葉ネギ等は皆、台湾には分布していません。金門にある多くの植物は台湾では希少植物或いは絶滅に瀕した植物です。例えばモウセンゴケ・クルマバモウセンゴケ・ホザキミミカキグサ・ヒメミミカキグサ・バビショウ・アザレア・ジャケツイバラ・ハマジンチョウ・マメナシ・トウエンソウ等があります。

希少植物           いは絶滅に瀕した植物です           金門にある多くの植物は台湾では希少植物

花崗片麻岩が金門の主要な基質であり、台湾本島の大部分の土壌とは異なっています。植物の発育は土質に影響を受けるため、金門で発展した植物生態相は台湾の丘陵地の植物体系とは異なっています。花崗岩は養分に乏しく、沿海地区であるため強風と海水による侵蝕があります。さらに金門は雨が少ないため乾燥に強い岩石で育つ植物、耐塩性と耐風性を持つ海岸植物と湿地植物が金門において優位性を持った種類となりました。金門は地理的に大きくはありませんが、それでも変化に富んだ土質と環境により多くの植物がこの地で育まれてきました。加えて、ある種の外来植物にとってもここは生長するのに適した環境なのです。植物はこの小さくも珍しい植物生態の宝庫と言える場所で、力いっぱい呼吸し生長して繁栄し、さらに気候の調節という重責を担っているのです。

植物

金門国家公園が委託する学者の調査によると、現在、金門地区における原生植物及び帰化植物の維管束植物は約139科476属820種あり、その中にはワラビ類の植物が22科31属52種、裸子植物が1科1属1種、双子葉類の植物が92科326属529種、単子葉類の植物が24科118属238種含まれているとのことです。金門の小さい面積からすると、この地の植物の種類は密度が相当高いと言えるでしょう。

サンコウジュ

サンコウジュは常緑高木で、クスノキ科ハマビワ属に属し、葉や枝から花の軸まで浅黄色の繊毛に覆われています。楕円形の葉は枝に分散し、黄色の花と黒色の果実をつけます。生命力は旺盛で、花期はおよそ5月から6月です。このほか、サンコウジュはキベリアゲハの幼虫にとっては食物となります。この金門特有のチョウはサンコウジュの存在により、ここ金門で繁栄しているのです。 


サンコウジュ

キンリュウカ

毎年3月から5月に花崗片麻岩や荒れた丘陵の上に、ヒトデのような花の植物が黄色い花を盛大に咲かせます。この花は羊の角のように広がった、楕円形の果実のさやを持っています。「キンリュウカ」という特別な名称は、「袋果」と呼ばれるこの果実のさやが理由です。この種は成熟した時に自然と果実をはじけさせます。

キンリュウカ


金門ミズニラ

金門ミズニラはミズニラ科の多年生ワラビ類の植物で、高さ約12cm、葉は線形で叢生状につき、水中または水面で生育します。その胞子のうは葉基上で生長し、胞子は毎年成熟します。ミズニラの葉部組織には空気が充満しているため比重は軽く、固定して栽培しなければ、容易に水中から浮かびあがります。球根は生長すると二つに分かれ、根がしっかりと泥に張るという特徴を持ちます。

金門ミズニラは陳西村氏が民国80年(西暦1991年)に太武山で発見しました。雨季または台風が過ぎた時に溜まった水や岩のくぼみに溜まった水に生存することがわかっています。この厳しい生長条件により、金門ミズニラは僅かな時間を利用してその生命を形成しているのです。

金門ミズニラ
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