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掲載日:2017-04-26

金門国家公園、バードウォッチングに適した環境を作り、夏の妖精を迎える

ハリオハチクイは台湾には分布していない金門の特色ある夏鳥で、毎年4月に金門に舞い降りて穴を掘り、巣を作って繁殖する。金門国家公園は2015年より、夏鳥ハリオハチクイの移動および生殖に関する2年間にわたる調査を国立台湾大学森林学部の袁孝維教授に依頼した。2年間の調査において、29羽のハリオハチクイにそれぞれ2種類の追跡機器(Pinpoint GPSとgeolocator)を取り付け、その移動過程の位置と環境データを取得し、金門地域のハリオハチクイの移動ルートと越冬地域について分析を行った。
Pinpoint GPSは正確な位置データを取得できるが、受信した位置データは少ない。Geolocatorは毎日座標位置が取得できるが、位置の正確性には若干欠ける。この2種類の追跡機器の記録を総合した結果、ハリオハチクイの移動ルートはまずアモイへ向かい、広東省恵来県を経て、最終的にカンボジアのポーサット州で越冬したことが判明した。越冬地のデータによると、金門で繁殖していたハリオハチクイのグループはそれぞれ異なる越冬地から来ていたことが分かり、主にインドシナ半島西南部からインドネシアのボルネオ島東南部に分布していた。

Pinpoint GPSの位置、Geolocatorの位置等の調査データを総合し、袁孝維教授研究チームは、南下移動ルートは1.金門-アモイ-陸地沿いに東南アジアへ飛行、2.金門よりフィリピン、その後さらに南へ飛行と推測し、北回帰ルートは1.東南アジア-香港-陸地沿いにアモイへ飛行、2.フィリピン-東沙-金門と推測した。調査過程では、生息地整備を経た営巣土手ではハリオハチクイのグループは比較的安定していることが示された。現在金門国家公園が整備した青年農園と慈湖は金門陸地上最大および第二に大きい営巣土手となっている。
金門国家公園はより多くの人々にこの夏の妖精の美しく興味深い生態活動を観察してもらい、かつ観察中にこの小さな妖精の生態を乱さないよう、青年農園の営巣地に迷彩のバードウォッチングルートやバードウォッチングテラス等の施設を設置し、バードウォッチングの正しい倫理と態度を普及させている。また慈湖三角堡には監視システムを設置しており、今後はインターネットを通して映像を即時に伝送し、ハリオハチクイの興味深い繁殖活動を観察したい人々が、インターネットを通して即時に観察できるようになる。毎年6月はハリオハチクイの繁殖のピークであり、金門現地のNGOと提携して、慈湖三角堡にて保護宣伝を行い、より多くの観光客にハリオハチクイの生態について理解してもらい、エコツアーを推進していく。同僚のモニタリング結果によると、今年4月中旬には既に1103羽のハリオハチクイが金門に到着しており、夏の到来を告げている。興味のある方はぜひバードウォッチングへ出かけるとともに協力して金門の夏の妖精を守って行こう。
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