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掲載日:2017-09-18

金門国家公園「蔡嘉種紀念館」が開幕、金門の近代史の変遷の証人

金門国家公園管理処は、2017年9月27日(水)午前10時、瓊林集落にて蔡嘉種紀念館の開幕イベントを開催する。開瑄小学校の生徒がパフォーマンスを担当、地域住民を招き、開館イベントを通じて集落地域住民と良好なパートナー関係を築き、レジャー体験、環境解説教育を観光客へと広めたい考えだ。
金門国家公園管理処の謝偉松処長によると、同処は20年余りに渡って伝統建築物の修復と活用の推進に尽力し、地域住民の支持を得てきたという。2016年、シンガポールに移住した蔡嘉種の子孫・蔡炳麟、蔡顕揚氏が蔡嘉種記念館を保存し、その美しい姿を再現するため、国家公園に設置することとし、同処は2016年に特別予算を編成し、さらに金門県文化局に協力して経費を補助し、5月より修復工事及び展示の制作を始め、2017年9月27日、正式に開館した。蔡嘉種紀念館は蔡嘉種氏の息子・蔡景栄氏が1920年代に帰郷して建造したもので、修復後は一部を記念館とし、一部を売店として入札により賃貸する。また瓊林里役場から蔡嘉種紀念館に繋がる地下トンネルも開放し、金門郷僑文化と戦役史跡をリンクさせた。
近代の金門郷僑の足跡は東南アジア諸国に遍く、海の向こうへ渡ろうとも僑民の心は故郷から離れず、多くの人々が苦労して働いて得た所得を仕送りし、家族を養った。日常生活の支出以外に、余裕があった場合、伝統的価値観の影響により、故郷に家を建てて家族に住まいを与えるということはよく行われた。瓊林の蔡家の多くはシンガポールへ移住し、1920年代華僑のリーダーであった蔡嘉種氏は公益活動に熱心で、当時南へ渡った瓊林人の多くが同社で働き、居住するなど、同郷者に多大な恩恵をもたらし、同郷団体の機能を備えていた。

蔡嘉種氏の暮らしは質素で、義理堅く信用も厚く、他人の困難や争いの解決に喜んで協力した。シンガポールの華人社会において、大小多くの事柄が彼によって裁かれ、事なきを得た。また普段から貧しい人々への援助も行った。そのため華僑たちは彼を「蔡大人」と敬称し、その地位は崇高で、人々から敬われ、華僑リーダーの模範の一人であった。シンガポールのみならず、蔡嘉種氏は故郷の金門に対しても貢献した。

蔡嘉種紀念館は瓊林里役場の向かいにある。金管処では、多くの人が瓊林に来て、歩みを緩め、ゆっくり瓊林を散策することを願っている。瓊林ならではの宗祠文化や、風獅爺が見られるほか、瓊林養拙楼-蔡嘉種紀念館に立ち寄れば、近代のシンガポールと金門に影響力のあった人物の一人である蔡嘉種氏について知り、金門の近代史の変遷の証人であるその家族の養拙楼を見ることができる。
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